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初心者でも安心!ログハウスの基礎知識

様々な構法があるログハウス

近年では太い丸太をそのまま使用している建物も同様に呼ぶことがありますが、太い丸太を積み上げ、上手く組み合わせて作られた壁を持つ建物をログハウス、と呼びます。ログハウスにも様々な構法があり、見た目や費用なども大きく変わってきます。
例えば丸太組構法というのは丸太を横向きにし、積み上げていくものです。四隅など丸太が交わる部分にはノッチと呼ばれるカットを入れます。組み合わさる部分にこのカットを入れて交互に組み合わせていくことで壁を構築します。このノッチにもサドルノッチ、ラウンドノッチなどいくつかの種類があります。非常にシンプルな組み立て方ですが、丸太が壁と柱両方の役割を果たすため、頑丈な造りになります。
ポスト&ビーム構法は壁全体ではなく柱(ポスト)と梁(ビーム)の部分にのみ丸太を使用する構法です。日本でも古来から使われてきた在来構法と同様の扱いとなるため間取りに柔軟性を持たせやすい構法で、要所要所に頑丈な太い丸太を使用するインパクトのある造りになります。
ピース・エン・ピース構法というものは、ポスト&ビーム構法を応用したものです。柱と梁に使用した丸太の間に短めの材木を落とし込んでいくという構法で、見た目は丸太組構法と似たものとなり、ポスト&ビーム構法と比較するとよりログハウスらしさを醸し出しながらも長い丸太を大量に用意する必要がないため費用を安価に抑えて建築することが可能です。
構法によって建物を見た時の印象は大きく変わります。建築する際は見た目を重視するか、内装を重視するかを考え、費用面などで折り合いをつけていくことが重要です。

使用される木材の違い

ログハウスが何故そのように呼ばれるかというと、その名の通り木(ログ)を使用した家(ハウス)であるためです。構法によって大量に木材を使用しますが、よく使用される木材にはどのような種類があるのかをご存知でしょうか。使用する木材によっても建設費用は大きく異なります。
例えばヒノキは高級な木材としてよく知られていますが、滑らかな肌質と木目が美しく、また防虫効果もあるなど非常に優れている木材です。ヒノキ風呂の材料として使われるなど耐水性も高く、ログハウスの建設に非常に適した木材です。ただし、やはり費用面では高くつくため、使用例は限られてきます。
日本産の木としては他にスギが使われることもあります。真っ直ぐに育つ性質から建築用の木材として重宝されているもので、建設現場では多く使用されます。費用も安価に抑えることができ、日本で一番使用されている木材といえるでしょう。
日本産に限らず使用するのであれば、北米で良く使用されるのはダグラスファーという材木です。日本の松に質感が似ており、流通量も多く安定した品質が特徴です。同様に松ににた性質をもつものにフィンランドパインというものがあります。こちらはヨーロッパ全域で生産されている木材で、育つ際に温度差や湿度差を経験していることから、年月が経ってもたわみなどが少ないことが特徴です。
ログハウスに使用される木材には様々な種類がありますが、木材によっても香りや質感が異なり、違った印象を与えることができます。建設の際には、ただ安価に抑えられるからというだけではなく、それぞれの木材が持つ特徴などを踏まえた上で使用する木材を決定すると良いでしょう。

快適に過ごすためのメンテナンス方法

高原の別荘などといったイメージも持たれやすいログハウスですが、木のぬくもりが溢れる家で過ごす事はお子さんの成長にも良いということで注目を集めています。素材と使用される木の変化なども楽しむことができ、建設した際と数年後では全く違う雰囲気を楽しむことができるという点も非常に魅力的です。
ログハウスで快適に過ごすためには、メンテナンスも重要です。建設時に注意したい点は、材料に木材を使用しているため、湿気や乾燥など湿度の影響で丸太が収縮し、壁が下がってくる可能性があるということです。これをセトリングといいますが、建設時に余裕を残しておかなければ、この現象が進むことで壁や柱の間に隙間が出てくることもあるため、十分に注意しましょう。窓やドアなどのセトリングが進んでしまった後に、断熱材などを充填して隙間を塞ぐ工程も必要となります。3年から5年ほどで収まるとされているため、少なくともその間は隙間などが出来ていないか目を配る必要があるでしょう。
ログハウスの見た目にも大きく関わってくる塗装ですが、建物を保護する意味合いも持っています。材質の大部分が木になってしまうため、腐ってしまったりカビが生えてしまったり、虫が寄ってくる可能性もあります。そうしたことを防ぐ効果があるのがログハウス用の塗料です。多くの色が出ているため、理想にあった色合いをチョイスすることも出来るでしょう。建設時に1回、2回目は2、3年後、それ以降は状態に合わせて5年から10年に1回程度で構わないため、費用も然程かかりません。
また、他より劣化の進み具合が早い屋根に関してもメンテナンスは必要です。ただし、ログハウスは雪を積もらせないよう屋根が急こう配になっていることもあります。知識も必要なため、多少費用が嵩んでも専門業者に依頼するようにしましょう。落ち葉などがたまりやすい雨樋など、その他にも注意すべき点は多くあります。ログハウスは非常に繊細なものです。通常の住宅よりも少ししっかり目にメンテナンスをするよう心がけることが大切です。