コラム Vol.29

コラム Vol.29

省エネ住宅で快適なくらし

1970年代に起きた石油危機から今も続く、永遠のテーマ「省エネ」。住宅業界ももちろん例外ではありません。今回は住宅における最新の省エネ事情についてお話しさせて頂きます。

省エネ=我慢?

近年は省エネのために「クールビズ」や「エアコン温度を弱めに」など様々な取り組みが行われていますが、気候の変化や気温の上昇により「省エネは我慢」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今日の技術の進歩は目まぐるしく、生活水準は高くなってきていますし、いくら省エネとはいえ、一定の快適性は保たれるべきだと感じます。たとえば室内温度は最低でも16°C(水回りは10°C)くらいが好ましいと言われていますが、断熱性が低いと室温にムラができ、ヒートショック(※)の危険性が出てきます。 また、睡眠の質と温度の関係が健康に大きく関わるとして、大学や企業が研 究を重ねていますが、夏季の暑さによる寝不足も深刻な問題になっているよ うです。 ※家の中の急激な温度差が血圧の急な変動を招き、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引 き起こす要因になること。

省エネ住宅でムリなく、ムダなく

地球温暖化ガスの排出量を削減する為に、住宅分野でも省エネ化はとても重要です。かと言って、省エネのための努力で健康を害してしまう事は避けなければなりません。そのためにも住宅業界では2020年までに全ての新築住宅をゼロエネルギーハウス(ZEH)にする取組が進んでいます。ゼロエネルギーハウスは、簡単に言うと自分たちで使う電気などのエネルギーを創り(創エネ)・節約し(省エネ)・貯める(断熱)という住宅です。
創るエネルギーと使うエネルギーをほぼゼロにする為には、さまざまな設備を併用して賢く対応していくことが大事です。ログハウスを選択される方の中にも、導入される人が増えてきていますね。
出てきます。また、睡眠の質と温度の関係が健康に大きく関わるとして、大学や企業が研究を重ねていますが、夏季の暑さによる寝不足も深刻な問題になっているようです。
※家の中の急激な温度差が血圧の急な変動を招き、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす要因になること。

①エネルギーを創る
太陽光パネルは太陽光を生活に欠かせない電気に変えてくれる、自然の力を利用した設備です。ここ数年でとても性能が上がり、発電力や耐久性が伸びながら、価格も少しずつこなれてきました。また、エネファームといったガスで発電するものなど、各メーカーからいろいろな種類の発電器具が出てきています。

②エネルギーを省く
っかく創っても、どんどんエネルギーを使ってしまってはもったいないですよね。 省く家電・設備機器はほとんどの物が省エネに特化していますから、この機会に見直してみると良いでしょう

③エネルギーを貯める
「蓄電池」という言葉を耳にする機会が増えた気がします。蓄電池を導入すると昼発電した電気を夜使ったり、電気代が安い夜のうちに充電して昼使うという賢い使い方が可能です。また、そもそもの住宅自体の断熱性が低いと、冷暖房に多くのエネルギーを消費しますから、住宅全体に目を向けることが大事ですね。

省エネにはお金がかかる?

ここまでの話で出てきた設備ですが、やっぱり気になるのはコストの問題だと思います。省エネ設備の導入で月々の光熱費はぐっと下がるとはいえ、どうしても導入には費用がかかります。これに関しては、設備や住宅に対する省エネ支援補助が国や県などが主体となって取り組んでおり、今後さらに増えていくことが予想されます。また、需要が増えれば価格も下がり、近い将来当たり前の設備になることが予想されます。

省エネと快適は両立できる

省エネ先進国のヨーロッパ諸国では、断熱性はもちろん省エネへの関心が高く、住宅から家電までを同じ等級でランク付けをして、一般消費者が一目でわかるようになっています。また、システム上で住宅のエネルギーを管理して、最適に使うことが当たり前になりつつあります。日本でも「HEMS」とよばれる一括管理システムの普及が進められており、個人で住宅を管理するのが一般的になる日が来るでしょう。そんな時、今よりもさらに進化したログハウスを皆様にお届けできる様、技術の進歩に力を入れていきます。