コラム Vol.31

コラム Vol.31

ログハウスのメンテナンスと塗装

ログハウスを検討している方からよく「ログハウスのメンテナンスって大変ですか?」と尋ねられます。セトリングや再塗装などメンテナンスは重要ですが、それほど難しくはありません。どんなことが必要か、前もって理解していることが大切です。

セトリングと対策

まずセトリングとは何か?から説明しましょう。

ログ材は乾燥により、内部に含まれる水分が抜け、収縮します。また、積まれたログの重さにより潰れ、ログ壁が沈みます。これらの現象をセトリングと呼び、環境にもよりますが1~3年ほどで落ち着きます。収縮の大きさはログ材によって差があり、ハンドカットに用いられる丸太は大きく、マシンカットのログ材は少なくなります。セトリングをすると壁が沈みますので、併せて天井も下がってきます。この時影響を受けるのが、建具や柱、階段です。建具には施工の際に、セトリングスペースという隙間を設け、逃げられるようにしています。柱は上部または下部にジャッキを入れており、下がった分だけジャッキを下げて調整します。階段に関しては、最初の段の下にスペーサーと呼ばれる板を入れ、下がった時に抜いて調整を行います。セトリングはログハウスには必ず起こる現象です。このような調整はなかなか自分たちでは難しいと思いますので、施工したメーカーに責任を持って対応してもらいましょう。当社で施工したログハウスはセトリングの落ち着いた時期に無料で点検を行っています。

外壁の塗装とお手入れ

ログハウスの定期的なメンテナンスに欠かせないのが外部の再塗装です。雨風や塩害、紫外線などから木を守るために外壁には木材保護塗料というものを塗装します。最近は防腐や防蟻の薬剤が含まれており、様々な種類の塗料があります。この塗料ですが一生ものではなく、外部からの影響で段々と色が褪せ、薄くなります。褪色した木部を外部からの攻撃から守る為に、再塗装が必要となってきます。モノによって耐久年数は様々ですが、木肌の見える含浸系塗料は約3~5年、ペンキのような木肌を潰す造膜系塗料は少し長めの5~10年が主流となっています。再塗装は住宅のメンテナンスとしては簡単で、DIYで行われる方も多いです。内容としては、最初に外壁をシャワーや高圧洗浄機で洗浄し、汚れを落とします。その後、窓などに養生を行い、乾燥させた外壁に刷毛やローラーを使用して塗って行きます。

家族や友人、兄弟で協力して塗装をしたり、好みによって塗り替えたりと楽しみとして取り組みましょう。それでも建物面積によっては塗るのが億劫で、歳を取る程に難しくなっていくでしょう。その場合は、ログハウス専門メーカーに塗装をお願いした方が安全かつ安心です。また、再塗装の手間を減らす方法として、塗るのが難しい高い所の仕上げ材をメンテナンスフリーの窯業系サイディングにしてしまうのも手です。

長く住める住まいのために

メンテナンスはログハウスにとって重要な事ですが、ログハウスが特別ではなく、一般の住宅やマンションでも外壁の張り替えや塗装は必要になってきます。特にマンションでは修繕積立費というのがありますし、維持管理にお金がかかるのは全てにおいて同じことです。将来を見越したスケジュールを経てて、積み立てをしておくのが賢いやり方かもしれませんね。100年住宅と言われるログハウスだからこそ、しっかりとメンテナンスや再塗装を行い、長く美しく住める住宅にしましょう。