フィンランド通信 Vol.32

フィンランド通信 Vol.32

極夜のラップランド
~北極圏でオーロラを楽しむ冬~

太陽が昇らない時期

11月、北極圏に位置するフィンランド北部のラップランドでは、太陽が地平線の下に隠れる期間“極夜”を迎えます。北部の冬の始まりを告げる極夜は、一日中太陽が昇ることがなく、北の空に浮かぶオーロラを見るのに絶好の機会でもあります。それはまるで魔法のような神秘的な期間です。

例えば、フィンランド最北の街ウツヨキでは、毎年11月26日に極夜の期間が始まり、それから52日間程続きます。そして1月中旬には再び地平線上に太陽が現れ、日光を楽しむ機会がやってきます。白夜という言葉は聞き慣れている方も多いと思いますが、極夜はその対義語となります。ただ一年で最も暗い時期ではあるものの、一日中外が暗闇というわけではなく、昼間は薄明な青い光が揺らぎながら輝きます。私達はそれを“青の期間(blue period)”と呼んでいます。

オーロラと自然を優雅に満喫

ラップランドは世界的にも有名なオーロラの観測地であり、観光客も多く訪れる人気のスポットです。そのラップランドには、ガラスイグルーのリゾート施設があります。そこではガラスイグルーと呼ばれるガラス張りのドーム状のコテージが立ち並び、暖かな部屋で寝ころびながら、オーロラや満天の星空を堪能できます。北極の魔法のような自然と雪の中にあっても、ガラスのイグルーの中は常に暖かく、アメニティも充実しています。 想像してみて下さい―暗く極寒の地、星が瞬く空の下でガラス張りのイグルーで過ごす夜を。ガラスの天井を通してラップランドの空で繰り広げられるオーロラの壮大なパフォーマンスにきっと感嘆するはずです。

起伏のある山の光景と北の空、上質な宿泊施設と個人に合わせたおもてなしのサービス…荒野の果てで旅行者に贅沢なひとときを提供してくれるガラスのイグルーの中で夜を過ごす価値は十分あります。またラップランドには多くのアクティビティがあり、ワイルドな旅を楽しむこともできます。ぜひ犬ぞりやスキーなどにチャレンジしに来てください。

冬のラップランドでの服装

最後に冬のラップランドでの服装についてですが、冬季-40~-50℃まで気温が下がるラップランドでは、ダウンジャケット・冬用のズボン・帽子と手袋は必須アイテムです。大人も子供もスキーウェアのようなキルトのオーバーオールがあるといいかもしれません。もし冬にラップランドへ旅行する計画を立てる場合は、訪れる街の天気予報をしっかりチェックして、暖かい衣類をたくさん旅行鞄に入れてきてくださいね。

From Merja Pesu
(フィンランドのログハウスメーカー、Huvila Seppälä社輸出マネージャー)